砂漠からのインターネットレースリポート(World Solar Challengeについて)
 
アマチュアのソーラーカーチームジョナサン(秋田市)と、ファクトリージアス(八王子市)は、共同で10月17日よりスタートする、世界最大のソーラーカーレース 「ワールドソーラーチャレンジ(WSC)」のインターネットリポートを行う。
 
WSCは、3年に1度の開催で、オーストラリア大陸を砂漠の中の一本道で縦断する スチュワートハイウェイを舞台に、3000kmに渡る過酷なレースで、前回と前前回は、日本の本田技研のチーム平均速度90kmに迫る世界記録で優勝しており、その前はスイスのビール工科大学、GMが優勝をしている。
 
チームジョナサンは、手作りのソーラーカーJona Sun号で世界のトップレベルのマシンに挑戦することを目標に今回が2度目のチャレンジ。 また砂漠からのインターネットレースリポートで環境問題へのアピールを楽しめる形で行うのも目標の一つである。
 
資金が潤沢にある大学や企業のプロジェクトとは違い、アマチュアチームのため インターネットリポートも低資金で行うために、1日の走行終了後、夜営地よ り、夜間車に飛び込んでくるカンガルーを避けながら、砂漠の途中にあるガソリンスタンドに移動して公衆電話から音響カプラでのリポートなどがメインというこちらも過酷なチャレンジとなる。
 
現地では既にリポートが開始されており、接続に苦労しているほか、ビデオ中継用の機材が故障するなど、早くも波乱の予兆が見られる。
 
URLは、http://wsc99.jonasun.com/
 
Team Jona Sun の概要は次のとおり。
 
素人でもソーラーカーを作れることを証明し、この競技をより身近なものにする為に結成されたチームで、機械や電気の専門家のいない、純粋なアマチュアチームである。
 
専用のコース(大潟村ソーラースポーツライン)が近くにあることを最大限に活用 し、レースで知り合った多くの仲間たちの知恵を借り、国内のレースではクラス 上位に入賞できるレベルに成長した。
 
96年のWSCにも参加し、28位で完走(13か国46チーム中)、特別賞受賞
 
三年間マシンの熟成に努め、98年には栃木県ソーラーカーレースで総合優勝を飾る。
 
1999年7月30日〜8月1日、大潟村で開催された世界三大ソーラーカーレース(WSR) に於いて、クラス優勝(ストッククラス)、総合第二位となる。
 
Jona Sun のSpec
全長 5850mm
全幅 2000mm
全高 1040mm
ホイルベース 2500mm
トレッド 1300mm
重量247kg(Batt含む)
太陽電池 1228W  世界初のアモルファスと単結晶のハイブリッドセルを使用(三洋電気開発品)
Battery 3046W(Ni-zn)
モーター ブラシレス(ソーラーカー専用)
タイヤ BRIDGESTONE ECOPIA (Jonasun専用の開発品を受給)
走行性能 太陽光のみで巡航70km/h以上 1000Whの発電で約70km/h
最高速度は90km/h以上(Batt使用時)
 
過去の戦績:
1994 WSR 特別賞(ハンス・ソルストラップ賞)
1995 WSR 特別賞(コストパフォーマンス賞)
1996 WSR ストッククラス3位
1996 WSC(オーストラリア)完走・28位(46台中)・特別賞
1997 WSR ストッククラス2位
1997 ソーラーカーレースin栃木総合3位
1998 ソーラーカーレースin栃木総合優勝
1999 WSR 準優勝(ストッククラス優勝)
 
連絡先 ファクトリージアス合同会社
インターネットチーム・WSC'99リポート担当・若松 尚利
TEL 0426-60-1226 FAX 0426-60-1227
webmaster@jonasun.com



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